こんにちは、あやけん(@ayakenblog)です。
2019年1月13日・20日放送の「がっちりマンデー」で「スゴい社長が選ぶ私の一冊」という特集がありました。
私自身大変勉強になりましたし反響も大きかったので、今回はスゴイ社長が選ぶ私の一冊をご紹介いたします。
- ニトリホールディングス 似鳥会長『チェーンストア能力開発の原則』
- 朝日酒造 桜井会長『「発想」の極意』
- HIS / ハウステンボス 澤田社長『運命を拓く 天風瞑想録』
- 星野リゾート 星野代表『競争の戦略』
スゴイ社長がどんな本を読んでいるのか気になる!という方はぜひご覧ください。
(株)ニトリホールディングス 似鳥会長
まずお一人目は(株) ニトリホールディングスの似鳥会長です。
似鳥会長は本が大好きで、月2~3回は本屋に行って毎回10冊ぐらいずつ買ってくるそう。
所有している本は1,000冊以上とおっしゃっていました。
似鳥会長の本棚の特徴は…
①仕事とは関係なさそうな本が多い
ゴルフドライバー上達BOOKやグアム・エジプトなどのガイドブック、三国志関係の歴史本などいろんなジャンルの本がたくさん。
②最近読んでいる&何度も読みたい本は寝室の衣装ダンスの上に
ホンダ、サムスン、日立、京セラ、トヨタ、富士フィルム、ユニ・チャーム、日本電産、ユニクロ、ZARA、Appleなどの他の会社が書いたビジネス本など。
『チェーンストア能力開発の原則』
そして本題の似鳥会長が選ぶ私の一冊はこちら『チェーンストア能力開発の原則』です。
著者は似鳥会長のビジネスの師匠。
こちらの本には…
- チェーン店の作り方
- 人材育成
→20代・30代・40代・50代の教育全部書いてある
- 専門用語の意味
など「組織がどうあるべきか」ということが書かれており、ニトリはこの本を元に教育体系やニトリ大学作ってるそう。
そして似鳥会長は「この本のおかげで今がある」とおっしゃっていました。
朝日酒造(株)桜井会長
お二人目は朝日酒造(株)の桜井会長です。
桜井会長は本を1か月に5~6冊読まれるそう。
本棚は約7割がビジネス書で『ワーク・シフト』や『やり抜く力』などがありました。
その中でも『清酒製造技術』という本は、30年ぐらい前から何度も何度も読まれていて、ぼろぼろになっていました。
この本には、麹の作り方や酒造に必要な設備計画など、日本酒造りの基本中の基本が書かれています。
酒造りの基本を学びながら獺祭を生み出したそうで、桜井会長は「バイブルみたいな本」とおっしゃっていました。
新しい事をはじめる時は基本に立ち返る事が大事!
『「発想」の極意』
そして本題の桜井会長が選ぶ私の一冊はこちら『「発想」の極意』です。

細かく分析して理屈でいう人が偉いとみんな思うけど、ほんとにビジネス上大切なのは直観力・感じる力が大事という話だそう。
桜井会長は「明日どうなるかわからない、乗り越えられるのは感じる力」とおっしゃっていました。
(株)HIS / ハウステンボス 澤田社長
三人目は(株)HIS / ハウステンボスの澤田社長です。
澤田社長の本棚の特徴は…
- 地下室全体が本棚
- 歴史に関する本が多い
- 倒産に関する本が多い
→倒産に関する本にはどうしたら危なくなるか書いてある
「大事なのは常に最悪の事態を想定しておくこと」だそう。
『運命を拓く』
そして本題の澤田社長が選ぶ私の一冊はこちら『運命を拓く 天風瞑想録』です。

思想家の中村天風さんが自身の体験を通じて積極的な思考を勧める本となっております。
こちらの本はエンゼルスの大谷翔平選手や京セラ創業者の稲盛和夫氏も愛読しているという名著。
澤田社長は20代で読んだそうで、「ものの考え方とか生き方とか非常に勉強になる」とおっしゃっていました。
人生いろいろあって、失敗もあれば辛い事もあれば病気なることもある。その時どういう心の持ち方をするか、常に前向きに生きようというお話だそう。
星野リゾート 星野代表
そして最後は星野リゾートの星野代表です。
最近は娯楽では読まず、自分の今のテーマの悩み・問題を解決してくれる本を探して読むそう。
この本が教科書と信じ込んだら、マニュアルのように待って歩いて、徹底的に同じようにやってみるんだとか。
星野代表の本棚の特徴は…
- リビングでは本は読まず、本棚は倉庫にある
- 「マーケティング」と「戦略」の本がとにかく多い
この中でかなり読み込まれているのが『1分間エンパワーメント』という本。
星野代表が影響を受けた本で、これに感動して星野リゾートらしさみたいなものを設計していったそうです。
本に線を引いたりメモをしていて、「強いリーダーシップ必要→リーダー不要の状態へ」などの書き込みをされていました。
こちらの本は「フラットな組織文化をつくろう」という話で、経営者から最前線でサービスを提供してるスタッフまで言いたいことを言いたい人にいつでも言える文化をも持とう ということが書かれています。
会議の中だけで思ったことを言ってくださいって言ってもなかなか言えない
普段からの人間関係が対等であれば社員ひとりひとりが自立して発想して考えて行動するというのがエンパワーメント
『競争の戦略』
そして本題の星野代表が選ぶ私の一冊はこちら『競争の戦略』です。

著者のマイケル・ポーターはハーバード大学の経営学者で経営戦略論の第一人者。
こちらはビジネスの戦略本で、星野代表はこの本が「自分のキャリアを変えたと思ってる」とおっしゃっていました。
やるべきことはたくさんありますが、その中で何をやらないかを決めるということが重要なのだそう。
ビジネスのポイントは「何をやるかよりも何をやらないか」と星野代表はおっしゃっていました。
なので、星野リゾートはホテルの所有はやめて運営だけに特化しようと決めたのだと。
星野代表はやらないこととして、「ホテルの所有をやらない」と決めたわけですね。
本を手本にしていればうまくいかないときに待つ事ができる
まとめ【社長が選んだ本の一覧】
今回はがっちりマンデーで紹介された「スゴイ社長が選ぶ私の一冊」をご紹介しました。
- ニトリホールディングス 似鳥会長『チェーンストア能力開発の原則』
- 朝日酒造 桜井会長『「発想」の極意』
- HIS / ハウステンボス 澤田社長『運命を拓く 天風瞑想録』
- 星野リゾート 星野代表『競争の戦略』
本の選び方や本の使い方など勉強になることがたくさんで、
ってすごく思いました。
この放送の反響もすごくて既に品切れ・入荷待ちの本もあり、影響力すごいですね。
私もいくつか購入したので、一冊ずつ読んでいきたいと思います。
以上、【2019】がっちりマンデー スゴい社長が選ぶ私の一冊【社長の金言付き】、の話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。